コース情報

医学・薬学並びに関連する専攻分野において、臨床研究は新しい治療方法の確立に不可欠である。現在多くの臨床試験に支えられて「科学的根拠に基づく医療（EBM）」が成り立っており、このようなその根拠となる臨床試験を理解することは臨床研究者及び医師にとって重要である。
本コースでは、臨床研究の実施にあたって必須となる、臨床研究の基礎的な事項について系統的に学習し、すごろくを模した演習を通じて臨床試験の立ち上げを疑似体験する。10月から月曜日17:15～18:45（90分）の対面講義7回とオンデマンド講義1回で構成する。

コースの目標：
自ら抱いたクリニカルクエスチョンをリサーチクエスチョンに落とし込み臨床試験を計画し、実施する流れを理解する。
研究分担医師あるいは研究協力者として、臨床試験に参加し、臨床試験を倫理的かつ科学的に適切に実施するための基礎知識を身につける。

授業外学習：
指定の参考書にまとめられている臨床研究の基盤となる法令・指針、臨床試験のコンセプト、臨床試験のデザイン、などについて事前に講義時間と同程度時間の予習を求める場合がある。
このような講義前の事前準備については、Moodleを通じて、事前に指示する。